野村技工

21世紀の熱エネルギーは過熱蒸気・過熱水蒸気発生装置【Genesis】の野村技工です。

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過去の炉内過熱水蒸気450℃熱処理

炉内過熱水蒸気450℃シリーズを載せていて、

思い出したチョット変わった過去のテストがあります。

それは、これ、

美味しそうな手羽先です。

何処が変わってるかって、

ある物に見立てた炭化の依頼なんです。

肉も骨も見事に炭化しています。

この辺に軟骨がある筈なんですが、見分けがつきません。

生から炭に、目的は分かる人には分かりますので、

敢えて伏せときます。

 

 

炉内温度450℃の過熱水蒸気の中に入れました。

通算10回目の今回は食品です。

通常食品加工は250℃から300℃まが使用範囲です。

今回は炉内が450℃以上ありますので短時間処理が可能でしょう。

秋刀魚のひらきです。処理時間はどれ位でしょうか?

まず3分でやってみます。

あら、焦げて焼きすぎちゃいました。

中まで火は通ってますね。

今度は2分で再チャレンジ。

今度は中々じゃないでしょうか。

2分で焼き色も中までしっかり熱が通ってます。

過熱水蒸気って凄いですね。

 

炉内温度450℃の過熱水蒸気の中に入れました。

さて、長々と続いてきました第9弾

今回は弊社の足下で良く目にするグラインダーの砥石(使用済み)

炉内470℃まで上がっておりますところに、

今回は長めの30分。

あら、緑の砥石が真っ黒け。恐る恐る触ってみたら、

ボロ、ボロ、バラ、バラと手で崩れてゆきます。

中から補強材が出てきました。・・・・これはガラス繊維かな?

これには影響がなかったようです。

後は木っ端微塵粉。

砥石を形成していた樹脂系接着剤が炭化したみたいですね。

 

 

 

炉内温度450℃の過熱水蒸気の中に入れました。

前回の溶解・減容に続きまして、

今回はPE管、一般に配線などを保護して収める合成樹脂製のパイプです。

オレンジが目立ちます。

前回同様開放状態で放り込むと見る見るドロリと溶け広がり、

シャバシャバの液状になりました。

黒く焦げたり、燃えることもありません。

炉外に取出し温度が下がると、見る間に固まりました。

振動を与えるとポロポロと剥がれ落ちます。

おしまい。

やっぱり、地味でした。

 

 

炉内温度450℃以上の過熱水蒸気の中に入れてみました。

何入れよう。

取り敢えず目に留まった発泡スチロール。

様子を見るため開放で放り込みます。

あっと言う間に原料ポリスチレンの塊に。

減容まえの物と並べてみます。

低酸素状態なので臭いも煙もありません。

終わりです。

ん~、地味やったなァ。

 

 

 

 

炉内450℃以上の過熱水蒸気処理・・・CD

 

次にコンパクトディスクを入れてみましょ。

投入後見る間に解け始めます。

プラスティックが綺麗な水飴の様です。

温度が高すぎたため表面のアルミ部は変色してしまいました。

短時間(2分弱)処理なのでもう少し温度を下げれば、

アルミも変色しないでしょう。

 

炉内450℃以上の過熱水蒸気処理・・・基板

更に続きます。

次にノートパソコンの基板を入れてみましょう。

3分後に一旦取出してみます。

大まかな部品類は自然に剥がれ落ちています。

更に炉内に戻し5分熱処理して取出しました。

プラスティック類は溶けて炭化し、

少し手伝えば大方の部品が取れます。

土台の基板はどうやらFRPの様ですね。

樹脂は炭化し、編んだガラス繊維が見えます。

基板が簡単に破れます。

樹脂が炭化しガラス繊維だけになると基盤も紙のように・・・