過熱蒸気常設設備・・・コンベア試験炉
先ずは、弊社コンベア試験炉の仕様から、
全長5,000㎜の内、
過熱水蒸気による加熱炉の長さが2,000㎜、
前後の開口部の幅が300㎜、高さ170㎜、
その炉内を通過するコンベア部、
幅290㎜の直径6㎜の丸棒が連結されたタイプです。
コンベア炉内部の容積は、幅380㎜、高さ440㎜の中に、
写真の炉内上部に長方形の構造物が横並びに3本ありますこれが、
過熱水蒸気を噴射するノズルになります。
角パイプに千鳥状に穴を開け、炉長2,000㎜に対し、
1,800㎜の長さの物が上下に各3本配置されています。
次に炉内温度を測定する熱電対センサーが炉内中央、
コンベア面から70㎜上にあります。
写真では分かり辛いので拡大してみましょう。
これにより、コンベア炉内温度の目安に使用しています。
コンベア炉奥に鎮座しております制御盤、
これが、コンベア炉用電磁誘導加熱制御盤です。
この制御盤の左に並んだ飽和蒸気流量制御装置の上に、
温度制御盤とコンベア制御盤が大小並べて設置しています。
これで、炉内中心での停止や連続で最短8秒~最長16分、ピッチ運転で時間∞での
コンベアのコントロールが可能です。
また、過熱水蒸気の温度制御のみならず、コンベア炉内温度での制御も可能です。