過熱蒸気常設設備
今更ですが今回は、
弊社の過熱水蒸気試験用設備の説明をしたいと思います。
先ずは、何と申しましても弊社の主力製品でもあります過熱蒸気発生装置 Genesis。
20KWインバーター搭載の上位機種 GE-100 です。
写真は制御部から切り離しコンベア試験炉の上に設置された発生機(熱交換器)です。
この写真の制御部がコンベア炉上の発生機用です。
定格出力が過熱蒸気温度 500℃ (MAX550℃)、過熱蒸気発生量 100㎏/hです。
現在のユニットタイプと形が違うのは、
今から12年程前のまだ株式に改組していない頃、
過熱水蒸気装置開発にあたり近畿経済産業局の補助金で製作したもので、
弊社の過熱水蒸気発生装置の初号機になります。
現在のユニットタイプに形が定まってなく、制御盤も大型になっています。
もう一台、
制御部と発生機部が一つになった現在のユニットタイプの一号機発生装置は、
新しい熱交換器に換装され、バッチ式試験炉に直結されています。
過熱水蒸気温度が定格500℃ですが、MAX630℃と標準機よりやや高温タイプです。
数10℃程度ですが、弊社では高温仕様の過熱水蒸気発生装置と位置付けています。
この2機の発生装置がコンベア炉用とバッチ炉用として常設されております。