過熱蒸気 常設設備・・・からチョット脱線
弊社が飽和蒸気流量制御装置を取り入れたのは、
先ずは、当然お客様の評価試験の多様化とデータ取りが出来るのが第一です。
次が弊社過熱水蒸気発生装置の熱交換器にあります。
ここで少し常設設備の話から外れることをお許し下さい。
熱交換器は一般的に方法、用途により様々あります。
(あくまでも過熱水蒸気IH方式の熱交換器の話です)
多管式、渦巻き式、プレート式など、
中には複雑な構造のモノが沢山検索すれば出てきます。
見識のひくい私が知る限り熱交換器は、
熱交換効率を良くするため如何に接触表面積を稼ぐかに尽きると思います。
しかし、ここで難問の壁が立ちはだかります。
効率を良くするあまり接触表面積を稼げば稼ぐほど抵抗がかかり、
熱効率はあがり、温度安定はするものの流れが妨げられて、
せっかく上がった高温の過熱水蒸気も僅かな流量しか発生できませんでした。
そのため、昔からあった過熱水蒸気も研究所などでの実験レベルでは普及しましたが、
その過熱水蒸気の研究で得られた成果も実践に普及することが難しかったそうです。
発生量を増やそうとすれば熱交換器の巨大化しかないからです。