野村技工

21世紀の熱エネルギーは過熱蒸気・過熱水蒸気発生装置【Genesis】の野村技工です。

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炉内温度450℃の過熱水蒸気の中に入れました。

さて、長々と続いてきました第9弾

今回は弊社の足下で良く目にするグラインダーの砥石(使用済み)

炉内470℃まで上がっておりますところに、

今回は長めの30分。

あら、緑の砥石が真っ黒け。恐る恐る触ってみたら、

ボロ、ボロ、バラ、バラと手で崩れてゆきます。

中から補強材が出てきました。・・・・これはガラス繊維かな?

これには影響がなかったようです。

後は木っ端微塵粉。

砥石を形成していた樹脂系接着剤が炭化したみたいですね。

 

 

 

炉内温度450℃の過熱水蒸気の中に入れました。

前回の溶解・減容に続きまして、

今回はPE管、一般に配線などを保護して収める合成樹脂製のパイプです。

オレンジが目立ちます。

前回同様開放状態で放り込むと見る見るドロリと溶け広がり、

シャバシャバの液状になりました。

黒く焦げたり、燃えることもありません。

炉外に取出し温度が下がると、見る間に固まりました。

振動を与えるとポロポロと剥がれ落ちます。

おしまい。

やっぱり、地味でした。

 

 

炉内温度450℃以上の過熱水蒸気の中に入れてみました。

何入れよう。

取り敢えず目に留まった発泡スチロール。

様子を見るため開放で放り込みます。

あっと言う間に原料ポリスチレンの塊に。

減容まえの物と並べてみます。

低酸素状態なので臭いも煙もありません。

終わりです。

ん~、地味やったなァ。

 

 

 

 

炉内450℃以上の過熱水蒸気処理・・・CD

 

次にコンパクトディスクを入れてみましょ。

投入後見る間に解け始めます。

プラスティックが綺麗な水飴の様です。

温度が高すぎたため表面のアルミ部は変色してしまいました。

短時間(2分弱)処理なのでもう少し温度を下げれば、

アルミも変色しないでしょう。

 

炉内450℃以上の過熱水蒸気処理・・・基板

更に続きます。

次にノートパソコンの基板を入れてみましょう。

3分後に一旦取出してみます。

大まかな部品類は自然に剥がれ落ちています。

更に炉内に戻し5分熱処理して取出しました。

プラスティック類は溶けて炭化し、

少し手伝えば大方の部品が取れます。

土台の基板はどうやらFRPの様ですね。

樹脂は炭化し、編んだガラス繊維が見えます。

基板が簡単に破れます。

樹脂が炭化しガラス繊維だけになると基盤も紙のように・・・

 

 

炉内450℃以上の過熱水蒸気処理・・・銅線

またまた、続きまして

炉内に投入したのは銅線です。

460℃程度に上昇した炉内に放り込む事3分48秒で取出しました。

銅線表面の被服は見事に炭化。

カサカサの被服は、指で触るとポロポロと簡単に崩れます。

中からは綺麗な銅線が現れました。

450℃と言う高温に曝されたにも拘らず、

無酸素状態の過熱水蒸気で充満された炉内で短時間処理された銅は、

酸化されずに綺麗な赤褐色をしています。

 

 

炉内450℃以上の過熱水蒸気処理・・・FRP

続きまして、

工場内にあったFRP(繊維強化プラスティック)の破片を放り込んでみました。

ガラス繊維を樹脂で何層にもコーティングして強度を向上させ、

表面が白い塗装仕上げになっています。

処理前と処理後を並べてみました。

見た目は黒く、表面の塗装は炭化して触るとポロポロと崩れます。

何重ものガラス繊維を繋いでいた樹脂もなくなり、

指で摘むとパラパラ。

それを更に指先で揉み揉みすると、

ガラス繊維もバラバラに綿屑の様になりました。

指先は炭で真っ黒。

全体に黒かったのは、どうやら樹脂が炭化していたようです。

樹脂の除去完了。

 

炉内450℃の過熱蒸気処理・・・炭化2

前回に引き続き、

熱処理炉内が450℃に保たれた状態での熱処理でこんなん出来ました。

炭化その2・・・・・・軍手。

見事にそのままの状態で炭化しております。

縮みましたけど。

繊維一本一本がきれいに炭化しております。

 

過熱水蒸気450℃処理・・・炭化

先週に今年最初の立会い評価試験を行いました。

試験内容はお客様の企業秘密になりますので、公にする事は出来ません。

唯一言えるのは、テストの温度帯が450℃以上の熱処理でした。

予定よりテストが早く終わりお客様も帰られ、

熱処理炉内が450℃に保たれた状態を前にして、

450℃の過熱水蒸気・・・

ブログのネタ作りにチョット身近なものを放り込んでみました。

先ず手始めに松ぼっくり(身近?)と梅干の種、

450℃あれば4分半で見事な炭化工芸品の出来上がり。

 

過熱蒸気立会い試運転後半

弊社発生装置試運転が終わり、

引き続き開放型熱処理炉内に500℃の過熱水蒸気を投入しました。

開放型にも拘らず炉内温度は順調に上昇してゆきます。

260℃を越えた辺りから製品を流してみる事になり、

担当の方達が製品のセティングを始めました。

製品が炉内に向かって規則正しく列を成して入ってゆきます。

数分後、炉内から順番に製品が出てくるのを取り囲んでチェックが入ります。

ぶっつけ本番でしたが先ず先ずの仕上がりだそうで、

これから、データ収集や条件だしで仕上げてゆくそうです。